能登半島地震の被災地でドローンが活用されています。
1月12日に石川県輪島市の孤立集落を取材した際には、土砂崩れにより道路が塞がれ、車の通行ができなくなっていたため、集落に唯一つながる海沿いの細い道を使って、自衛隊と地元の住民らがバケツリレー方式で支援物資を運んでいました。
震災から2週間が経つ1月15日時点でも輪島市では8地区で176人が孤立状態となっています。
(物資を運搬する自衛隊員)「今日も灯油とガソリンを持ってきて、各家庭に配りたい」
ビニールハウスで避難生活を送っていた男性にも灯油が届けられました。
「寒いけどストーブがあればなんとか。(燃料の節約で)いったん消すけど、やっぱり寒くてまたつけますよ」
自衛隊が孤立集落に残る人々に支援物資などを配って周りますが、人手には限りがあります。住民が不自由な生活を強いられる中で新たな試みも行われています。それはドローンを使って支援物資を届ける取り組みです。
数km先で孤立している小学校の避難所などへ、発電機に使う軽油といった支援物資が届けられていました。
(SkyDriveの担当者)「陸上自衛隊の要請を受けて我々が運搬をしているという形になります。人力でたくさんの人数、バケツリレーで人員がかかっているんですけれど、ドローンだと10分の1以下の人員で運べることになるので、それの運用をしております」
持病がある高齢者のために薬も運ぶなど、災害時にドローンで物資を届ける試みは国内初だといいます。地震の発生から16日目。被災地でのドローンのさらなる活躍が期待されます。
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