7月に大分県九重町で起きたドローンの事故を受けて26日、国による現地調査が行われました。
ドローンによる事故の報告が義務化されて以降、全国で初の調査となります。
◆TOS鹿島佑里記者
「九重町です。国の調査官がドローンでの事故が起きた現場に入り、現在調査を行っています」
この事故は14日、九重町の田んぼで起きました。
30代の男性が農薬散布をするためにドローンの訓練をしていたところ、機体を電柱にぶつけました。
その後、誤ってプロペラに触れ右手の指を骨折する大けがをしました。
ドローンの事故については2022年の12月以降、国への報告が義務化されていて、国の運輸安全委員会は今回の事故を全国で初めて調査の対象に指定しました。
26日は航空事故調査官2人が現地に入り電波状況などを確認したほか、調査用のドローンを使って上空からも現場の様子を撮影していました。
◆運輸安全委員会 門脇康助航空事故調査官
「(ドローンの)ユーザーが多くなるとともに事故の件数も増えていくので、原因究明をしっかりして再発防止に少しでも寄与できれば」
調査では機体の確認や関係者への聞き取りなどを行い、1年以内を目標に結果を公表するということです。