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ドローン取材“謎の2メートル隆起”両側から強い力...「珍しい」 地層が“波打つ”構造に

能登半島地震で激しい揺れが襲った、石川・珠洲市。
ドローンで街を見てみると、正体不明の謎の隆起が出現していた。

まるで崖のように地面が盛り上がった田んぼ。
家や川を横切り、道路を分断するように、隆起が全長およそ4kmに渡っている。

地上から見てみると、その爪痕があらわになった。
地面が最大2.2メートルも隆起している場所もあった。

この家はもともと建っていたところから、2メートルほど高く地面ごと上がったという。

家の住民は、地震で外に飛び出したところ、自宅の前に植えていた柿の木が地面ごと低くなって驚いたと話す。

近隣住民「地震が来たときに外に飛び出して、柿の木が下になっている。あれ、なんじゃこれと思って」

地面が隆起した影響で家全体が傾いたため、コンクリートの基礎と土台がずれてしまっている。
家の床は、今にも外れそうな状態となっていた。

なぜ、このような現象が起きたのだろうか。

1995年の阪神・淡路大震災では、マグニチュード7.3の地震を引き起こした野島断層が、およそ10kmにわたって隆起し、地面に現れた。

政府の地震調査委員会は、珠洲市で見つかった隆起について「活断層と断定できる積極的なデータはない」と評価。

専門家は、この謎の隆起は地域特有の地層が関係しているのではないかと推測する。

東北大学・原口強特任教授「活断層として知られていなかったが、褶曲(しゅうきょく)として知られていた。その部分が成長した」

原口氏によると、この辺りの地層は「褶曲」という波打っているような構造だという。

そこに、地震により両側から強い力で押されて地面が波状に盛り上がったのではないかとしている。

実際に地面が隆起した周辺の道路では、こんな被害があった。

この道は、地震の影響で2メートル以上隆起し、壁のようになっている。

アスファルトがめくれ上がり、亀裂が入った道路。
隆起により、地盤が強い力で押されたことで起こったとみられている。

専門家は、こうした内陸部での地面の隆起は非常に珍しいと話す。

東北大学・原口強特任教授「両側から(地盤が)押されて、その部分だけ膨らんだ。非常に学術的にも貴重」

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