山口県下松市にある笠戸島では、「コンクリート製被曳航油槽船」と呼ばれる第二次世界大戦時に作られた沈没船を見る事ができます
コンクリート製被曳航油槽船とは、名前の通りコンクリートで作られた船で、被曳航とは自ら動力を持たず他の船にけん引される専用の船を意味し、油槽船なので、油を運ぶ目的のタンカーとして造られた船となっています
一般的には重いコンクリートで船を建造することはあり得ないのですが、大戦中の鉄材が不足した結果止むを得ない選択であったと想像されます
戦時中には5隻のコンクリート船が作られたとされていて、そのうちの1隻が笠戸島の海岸に沈んでいます
映像では敢えて曇天時の暗い雰囲気に仕上げていますが、沈没船の見える場所は夕日の名所でもあり、綺麗な海と夕日を楽しむことができるスポットになっています
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